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構造設計担当作品


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道の駅「三芳村」 足湯上屋   設計事務所ゴンドラ 千葉県 南房総市

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「道の駅」に併設される、足湯場のための上屋。

非常に単純、簡単な、教科書の練習問題のような構造。
どことなくニワトリを連想させる形態。
主体部は集成材の骨組に合板を張った折版構造。安定を保つためのステイは鋼管。 

遠くから見ると、鋼管は見えにくいため、三角の屋根だけが足元一点のみで不安定に宙に固まったように見える。
静定構造=1箇所が壊れるとすぐさま崩壊に至るため、ディテール設計などに気を配った。

鋼管頂部は棟梁の端部に接合されているのだが、設計の終盤の段階になって、鋼管と、下から昇ってくるナナメの梁とが途中で干渉する(ぶつかる)ことが分かった。

大急ぎで立体的な三角関数の計算を行い、また立体解析プログラムの描画機能、及び3D CAD描画を利用して作図し、安全な位置まで頂部ポイントをずらした。
線材で応力解析していると忘れがちとなる点である。

超、超タイトスケジュールだったので苦しかったが、楽しみながら設計できた。