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片持ち梁不要、ピン接合のササラ外階段 |
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一般的な階段は片持ち梁に乗せる |
建物外部などに設けられる外階段(鉄骨ササラ階段)は、建物本体より片持ち梁を出し、それで支持させるのが一般的である(左図)。 折板構造の原理を利用している。 |
床面の水平力伝達の方法 |
ところで、図2のA点はこのままでは上下方向にフラフラだから、ここは何らかの対策を考える必要がある。 これを実現するには既述のように踊り場、ササラ面を面内水平力伝達可能なようにしておく必要がある。 |
回り階段:「いってこい階段」 AはA'に、BはB'に接合されるが、前述のようにA',B'は支点のように働くからこの場合もどちら側の階段も折版構造として働く |
階段は必ず1層分斜めに登り、上下端に踊り場がつくから「折版構造」の形をしている。これを探求したもの。 なお階段のササラは、ブレースとして作用してしまい思わぬ力がかかる場合があるから 、本体が鉄骨純ラーメンなど柔らかい場合は注意する必要がある。 また本階段は全てが完成した時点で初めて折版構造として成立するから、施工方法は配慮する必要がある。 |
テスト解析 |
モデル概形(ワイヤモデル) |
モデル概形(ソリッド表示) |
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モデル概要: |
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荷重状態 |
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M図 (kNm) |
軸力図 (kN) Nmax=6.4kN |
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鉛直反力 Rz (kN) |
水平反力 Ry (kN) |
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鉛直変位: δmax=0.9mm |
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